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書評:理系の料理
料理が好きだ。先日、会社の上司の家に遊びに行ったところ、上司よりも先に退職された旦那さんが、手料理を振舞ってくれた。
その料理がとても美味で、かつその調理スピードが非常に早く、感銘を受けた。(元々お好きで、その道に進もうとされたこともあったらしい)

比して僕自身はそう大層な料理も作れるわけでもなく、手際もそれほど良いとは言えないのだが、最近はそれなりに出来るようになってきた。元々食べることも、何かモノを作ることも好きだったからだと思うが、楽しんで取り組めている。

そんな僕が料理を始めたころ、数々の料理入門書や、某レシピサイトを見て、もっとも初めに困惑したのが、「適量」という言葉だ。そもそも器具の用語さえおぼつかない状態だったところ、各人の裁量に任されても、と顔をしかめた覚えがある。

これは普段仕事をしていて、マニュアルを確認したり、逆に整備したりした時にも感じることがある。経験則を踏まえて書かれた文章というのは、最も初心の状態にあるものには、正しく伝わらなかったり、そもそも理解できなかったりする。


チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理

「理系の料理」という本をざっと読んで、そんなことを思い出した。
この本は、いま述べたような、いわゆる「レシピ」が、当たり前すぎて(または経験則に負うところが多すぎて)省略したり、あえて曖昧に書いているところを、ちゃんと定量的に明記するだけでなく、そのディスコミュニケーションを補うための方法論を教えてくれる。

僕には社会一般に言うような「理系」の学はそれほどないが、この本に先に出会えていたら、もっと楽にいまの状態にたどり着けたのだろうな、という感がある。

恐らく料理というものは、「家庭の味」と言われるぐらいだから、口伝的、一子相伝的な面があるのだと思う。その、家庭をベースに伝達されてきた情報の一部が、この情報社会に表出してきている。それらを、何の準備を持たない人間が使うのは至難である。それを使えるように出来る術というのは、とても貴重だ。

ジャンルこそ違えど、池上彰的な存在で、初歩の人にはこういうものが必要だと思う。これからイチから料理を始めるという人に、オススメしたい本だ。


チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理


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| ホン | 07:10 PM | comments (0) | trackback (x) | murari |
コメ農家と書店
いわゆる「コメ農家」と書店は、なんだか似ている気がした。

なぜか。いずれも、利益が出しづらい構造にあり、零細な店舗が著しく数を減らす一方で、大型店舗のみが残っていき、そのうえ外圧(TPPだか海外産の安いコメとか、Amazonとか電子書籍とか)に晒されていて、「厳しい」と内外から論が噴出しているからだ。

利益率を上げようとしても文化的・構造的な問題があって出来ず、またそれだけで食べていかれないような農家は、兼業に走る。

そうまでして何故コメ農家は、残り続けなければならないか。それは、経済的な側面ではなく、文化的な側面が大きいのだと、あちこちで言われている(ような気がする)。

それはそれで同意見だが、やはり経済的に成り立たないと、継続性に欠け、文化の存続も危うくなるように思う。このあたりは地方の商店街における論においても、同様な意見が出ているのを見かけたことがある。

いずれにしても、それを守りたいと思う人が、ちゃんとそのジャンルにお金やアイデアを投資して、経済的に成り立つようにしていくのが望ましいが、Amazonの便利さにはかなわないし、コメも、大多数の人は安い方を買う。

それにしても、コメ農家に対しては、様々な方策が考えられていたり、実行されている。コメ農家を補助する方策が、すなわち、セーフティーネットを兼ねているような話も聞いたことがある。

一方で、書店においてはそのようなものを聞いたことが無い。それは、書店というものは経済的に成り立つことが当然である、という意識があることに他ならなく、「書店」という存在が、文化的に必要なものとは認知されていないことの証左であるかもしれない。

書店の数など、コメ農家の件数に比すれば大した数ではないから、一律に補助を行っても大した額には成らないし、とは思うが、まぁネット書店の類やコンビニがあれば、もはや書店が街に無くとも困らないというのが本音だろう。

個人的には、場としての書店という文化は、文化的な生活を営む上で必要不可欠だと思っているが、そう思う人が多数ではない故に、こういった現状になっているのだろうと思う。

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| ホン | 04:46 PM | comments (0) | trackback (x) | murari |
「わたしのノラネコ研究」 山根 明弘 著
先日読了した 「わたしのノラネコ研究」山根 明弘著 が良かった。おそらく小学生高学年向けぐらいのフリガナの振り方であったけれども、扱っている内容はまさに「研究」で、著者の動物相手の研究の原点を記したものだ。

内容は、ノラネコを相手に調査する方法(おそらく小学生の自由研究を意識して書かれている)と、実際に著者がノラネコの島で何を調査して、何を明らかにしたのかというもの。だいぶ前に「カラスの教科書」 をTwitterで紹介したけれど、これの猫版と言っても良い。

研究のメインテーマとしては、「体の大きく強い猫が、果たして本当に多く子孫を残しているのか?」というもの。確かに交尾は間違いなく強い猫が多いのだけれども、生まれている子孫は実はそうではなかったりと、予想外の展開。図表も非常にわかりやすい。

理系の研究って、どうしても難しいものと捉えられることが多いけれど、この猫の本といい、カラスの本といい、実はテーマ設定は非常にシンプルだったりする。特に動物相手は根気のいる研究だけれど、明らかにする意義はなかなか大きいし、面白そう。

まぁ、小学生向けということで、内容の割に値段が・・・という感は若干しなくもないけれど、動物相手の研究の面白さを感じさせる一冊。

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| ホン | 12:24 AM | comments (0) | trackback (0) | murari |
買ってみた「横須賀スキップ」
横須賀生まれ横須賀育ち、生粋の横須賀人で、横須賀がだいすきなのだ。

横須賀スキップ
そんな横須賀人が見つけたこの雑誌(扱い的にはムックだけど)。
「横須賀」を銘打ってるからには買わなければならないだろう!

お値段、ワンコインの500円、特集は横須賀のパン屋さんだ。

たしかに、横須賀のパンはどこか不思議である。
例えば、横須賀でも、若い世代には少々通じないのかもしれないが、「ポテトチップパン」というパン。知る人ぞ知る、B級中のB級グルメだ。お味は・・・個性的! (個人的には…^^;)

他にもフランスパンを銘打っているのにやわらかい「ソフトフランス」とか(給食で出たよなぁ)、最近だと海軍カレーパンもある。

最古クラスのマイペースホームベーカリー、ポテトチップパンや海軍カレーパンのおいしいお店など、こんなにも個性的なパン屋さんが横須賀にはあるんだと再認識する一冊。
そういえば、病院の通院帰りに、カフェドクルーの2階でパンをほうばるのは幸せだったなぁ。あと、個人的には、ここに浦賀の浜田分店を加えていただきたかった(笑

(あと・・・細かいことを指摘するなら、横須賀市のいわゆる「市の鳥」は制定されていないかな。)

ISBN 9784990542917、出版はウインドチャイム・ブックス(地方小出版流通センター扱い)、次号は秋ということだから、季刊(のような不定期)ということか。
気になる取り扱い場所については、三浦スキップ社のWebサイトに。もし無くても、ふつうの書店なら、「地方小出版扱いの、ウィンドチャイムブックス出版の~」と前置きをつければ、取り寄せできるはずだ。

インターネットでも取り扱いがあるみたいだが、ぜひ横須賀に住んでいるかたは地元の書店で買ってほしい(三浦スキップ社の方々が直接納品しているようなので、直接声を届けられるかもしれない)

あと取り扱いは無いけれど、Amazonに「この値段は…」というレビューがあったのだが、オールカラーで、発行部数1000部で、この値段はかなり良心的だと思うのだよねー。大手出版社が大量に刷る雑誌ならともかく。

次号も楽しみだ。

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| ホン | 09:25 AM | comments (0) | trackback (0) | murari |
買ってしまったリスト
取り置きに溜め込んでいた本を購入したのでメモしておく。

・古倉宗治著 「成功する自転車まちづくり―政策と計画のポイント」 学芸出版社
・「就職四季報 2012年版」 東洋経済新報社
・藤岡換太郎/有馬眞/平田大ニ編著 「伊豆・小笠原弧の衝突―海から生まれた神奈川」 有隣堂(有隣新書)
・山岸俊男/メアリー・C・ブリントン著 「リスクに背を向ける日本人」 講談社(講談社現代新書)
・細川博昭著 「身近な鳥のふしぎ」 ソフトバンク・クリエイティブ(サイエンス・アイ新書)

新書ばっかり、そしてジャンルが適当すぎるという。。一番上は卒論用。
積ん読も含めてリストを作りたいなぁと思う。
Amazon(特にマーケットプレイス)とかで結構ぽいぽい購入してるもんだから、把握しきれてない。

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| ホン | 01:10 AM | comments (0) | trackback (0) | murari |