これは持論なのだけれど、電子書籍が爆発的に普及するとしたら、それは読むための端末の重量が、その本を下回ってからだと思うのである。
紙の本に比べて電子書籍は、
・スペースを取らない
・価格が安い(ただしデータだけ)
・劣化しない
・データそのものに重量は無い
などの特徴がある。
まず、スペースはよっぽどの読書家でない限り問題になりにくい。一つ本棚があれば事足りてしまう。多すぎる場合は売るなり処分をするだろう。
価格は、一般的に電子書籍の方が安い。しかし、実物の無いデータだけにお金を出すことに抵抗を感じてしまうのは、僕だけだろうか。
通常の書籍でもちゃんと保存をしていれば数年で劣化したりはしない。読めなくなることはほとんど無い。
重量は、端末が軽ければ軽いほど有利なのである。本は重たいものから電子化されている。世界で一番普及している電子書籍は「電子辞書」である。老若男女誰もが使い、また専用の端末ではあるがとても軽い。
いま有力な電子ブックリーダーは、iPadかKindleか、いずれにしても通常の並製の単行本よりもズッシリしている。これでは手に持って読むのにも少々重いし、そのためだけにカバンに入れるのは抵抗がある。
本と同等かそれ以上に軽いブックリーダーが出現したら、きっと電子書籍はもっと早いスピードで普及するようになるだろう。
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訂正:勘違いしました。本来のKindleは重量かなり軽く、300gを切るようです。厚い文庫本程度…。Kindleにコンテンツが充実したら、本当に分からないかもしれません。ちなみに勘違いしたKindle DXは500g、iPadは700g前後です。
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ホン | 12:16 AM |
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