Webサイトは死んだ。死んでしまったのだ。
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ここ(murapple.com)をどうにかしないとなあ、とぼんやり思っていた。完全に放置プレイの状態であって、そのままにするのは心地が悪いし、かと言って消し去るのは忍びないと。どうにか、新しい形に変貌させられないだろうか、と思っていた。ところが、考えれば考えるほど、今の僕がこのWebサイトをどうにかすることは、難しいように思えてきたのだ。
なぜなら、睡眠時間を削ると生活に影響が出てしまうし、そもそも時間や根気も過去の自分から比べると圧倒的に足りていないのだ。そうなると、手間がかからないようなサイトを構築しなければいけない。
一方で、Webサイトをこのまま維持をすることが、そもそも必要なことかどうか、という思いがチラついた。全世界に向けての発信なんて、文字数が多くなければ、Twitterがあれば事足りてしまう。これだけフローで流せるSNSが発達した現在では、ストックとして発信したいことが無いと、Webサイトの存在価値なんて無くなってしまう。
僕らがWebサイトを愛したのは、情報を発信すること以上に、そこにフローでやり取りをする交流があって、そこにコミュニケーションが存在したからだ。いまではそれは、Twitterを初めとするSNSに取って代わられてしまった。掲示板やチャット、ブログのコメント、トラックバックなど、それらは既に、mixiとは比較にならないほど「オワコン」となってしまった。
コミュニケーションの手段としてのWebサイトは終わった。種々存在した個人のウェブサイトやブログは、段々とその舞台をSNSへと移してゆき、逆に、アクティブな状態にある個人のWebサイトは、ソフトウェア開発者のサイトや、写真や漫画を公開するなど、表現のためのWebサイトだけになった。
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そうすると、表現のためのWebサイトは、間違いなく手間がかかるから、今の僕にはできないかもしれない。では、そうであるならば、過去の残滓として、このままを残置しておくのも、一つの手段かとは思う。
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イツモノ | 12:44 AM |
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murari |