
2021.9.25に異臭騒ぎが再び横須賀を襲ったので、ツイートと、風向風速などを分析してみた。
においは、「ガス臭い」「ガソリンのような臭い」と形容されている。実際私も体感したが、いわゆる、ガス漏れが分かるように、都市ガスやプロパンガスにあえて付けられている臭いに非常に近いと感じた。
時系列としては、以下のような感じ(Twitterで「ガス臭い」「異臭」で検索)
少し細かい地名に言及したツイートを元に、概ねの位置と地図に落としたものがこちら。
少ない情報だが、概ね40分~1時間20分かけて袖ヶ浦・木更津付近から、横須賀東部・南部に漂ってきたことが事が分かる。
アメダスによると風向は北東(つまり、木更津から横須賀に向けて吹いている)。23:10時点で、風速は2.6m/s(木更津)~4.4m/s(三浦)だが、釣りアプリ「タイドグラフBI」の表示を素直に信じれば、海上は6m/s~9m/sの風が吹いているようだ。

22:08に木更津、22:48に馬堀海岸で、それぞれ臭いを確認したツイートがある。
この地点間の距離は約23kmで、40分でこの距離なら、秒速に直すと約9.58m/sとなる。
実際には、22:48以降にも、近隣の走水や二葉で23:10頃にツイートがあるので、もう少し遅い速度でも充分計算に合う。臭いが面的に広がることも考慮すると、この時間に吹いている北東の風に乗って、海を越えて木更津付近から漂ってきたことがわかる。
ところで、横須賀を下流、木更津を上流と見立てた時に、さらに上流にあたる地域ではどうだろうか?木更津からおよそ20km北東に位置するのが、五井や市原市といった地域だ。
単純に計算すれば、木更津(22:08)の40分前、21:28分頃に、五井や市原市で誰かが異臭について言及していてもおかしくない(陸上の方が風速が遅いので、もっと前の可能性もある)。しかし、21時前後のツイートをざっと検索してみた限り、五井や市原市では異臭について言及するツイートは見られなかった。

推測に過ぎないが、これらのことから木更津と市原市の間に、臭いの原因があるのではないか?と思う。具体的には、袖ケ浦市の北部及び市原市の西部の海岸線に位置する、石油コンビナート地域のどこかから、原因となる物質の放出があったのでは?と疑っている。
一方、風向を大雑把にしか検討していないことや、においの拡がりには鉛直方向の大気の動きなども関係することが容易に想像出来るので、以上の雑な推論は、あくまでも個人の被害妄想の一部として捉えてほしい。とはいえ、異臭による不快感を食らっているのは事実なので、原因が分かって解決されることを望む。